ひとりごと

 

「自分はバラみたいって自信はあるけど、それは花じゃなくて茎。」

2020年4月号POTATOの自分を花に例えて花言葉を考えるという企画で、恭平くんが自分のことをこう答えていたことがずっと印象深く頭の中に残っています。

 

また、バラの茎と答えた理由の中で、

「トゲトゲしてて見た目は痛そうやけど、ちゃんと触れてみたら意外と優しいところもある。花を支えているのは茎やねん。」   「見た目だけじゃないってことを伝えたいから」

ということを話していました。

 

自分を花に例えるなら?という質問で、恭平くんが"バラ"と答えていることは何度かあったと記憶しています。そうやって答える度に、私はバラの花の見た目の美しさと自分を重ねているのだと思い込んでいました。しかし、恭平くんは主役の部分である"花"ではなく"茎"を自分と重ねていました。

 

調べてみると、茎には養分や水分を運んで花を支える役割があり、その茎にあるトゲには、動物から守る・茎の強度を上げる・周りの植物や壁などに寄りかかってフック的な役割をするなどといった役割があるようです。人間からすれば痛いだけに思えるトゲも、バラにとっては必要なもので、美しい花を咲かせるために役割を果たす優しいところがありました。はじめは、トゲに優しいところなんてあるのか?と思っていたけれど、よく考えてみると、恭平くんが言っていることに凄く納得がいきました。

いままで私は、勝手にバラの美しい見た目を自分と重ねているのだと思い込んでいたので、最初は恭平くんが"バラの茎"と答えていることに対して、意外だなという感想をもちました。でも、これは、「見た目だけじゃないってことを伝えたい」という思いを持った恭平くんに、私自身もある種の決めつけをしていたのだと感じました。ファンである限りは、恭平くんがどんな人なのかできるだけわかっていたいなという思いがありましたが、自分も偏った見方をしていたのだと思います。

考えてみると恭平くんは、なにわ男子への向かい風が強かった時期に「なにわ男子のネガティブはオレにぶつけてもらえれば!」「7人が寂しい気持ちにならないように、マイナスなことから家族を守る!」と言っていて、なにわ男子が悲しみで折れないように支えようと守ろうとしていました。そんな恭平くんの姿が、美しい花を咲かせる為に支えになっているバラの茎と重なると思いました。

 

 

また、これを読んでいて、別の言葉も思い出しました。

「オレ、わかりにくいかもしれないけど、芯はあって、関西ジュニアとしてがんばりたいって強い思いはすごいあるねん。そういうところに気づいてもらえたらいいなって思ってる。」

恭平くんが高校3年生のときに話していたことで、これも私の中で印象深く残っている言葉です。

今も昔も「見た目だけじゃないってことを伝えたい」という気持ちやスタンスが変わっていなくて、恭平くんにとってこれは譲れないことなんだろうと思います。そして、自分が勘違いされやすいことを本人もわかっていて、それに関して悔しさだったり、もやもやした複雑な感情だったり、何かしらの思いを抱えているのかもしれないなぁと感じました。何度もこういう言葉を伝えてくれている恭平くんだからこそ、恭平くんの芯の部分がたくさん人に理解されたらいいのになと改めて思いました。

恭平くんは近くで関わる人から、根は真面目だと言われることが多いです。自分から努力しているというコメントをあまりしないことについては「当たり前のことなので・・・」と回答するような子です。初詣では「なにわ男子が終わりのないところまで行けますように」とお願いするような温かい子です。そんな温かくて優しくて強くて愛に溢れているところが、もっともっと多くの人に知れ渡ってほしい。私が恭平くんについていろいろ考えたときに強く思ったことはこれでした。

恭平くんの素敵なところがもっともっと世界に広まりますように。

 

おわり